新譜《鬥》は25日発売

こんなジャケらしい。

陳小春(チャン・シウチョン)は一昨日(20日)の晩、Twins、關心妍(ジェイド・クワン)らと「勁歌金曲」を収録した。小春は緑色の帽子に緑色のシャツを着ていた。人によっては「緑の帽子」をかぶるのは嫌がるが*1、小春は「今は映画《大丈夫2》のプロモーションだから、緑の帽子をかぶって出るのもかまわない」と話した。また《大丈夫2》の興業成績は理想的で、当初の予定では、スタッフや俳優はタイ旅行に連れて行ってもらうはずだったが、タイでクーデターが発生したため、日本行きを考えているという。費用はかなり高くなる。彼は「しょうがないよ。タイで従軍記者するわけにはいかないから」と笑った。
小春は正東に加盟後、初めてのアルバム《鬥》を今月25日に発売する。「鬥」には多くの意味があるが、今回は人々が再び競わないようにという願いだという。
香港人は団結していない。たとえば、音楽界は危機に面しており、他のアジア地区の音楽からはるか遠いところ置かれている。もし再び団結できないなら、香港の音楽は取り残されてしまうだろうと小春は考えている。アルバムのコンセプトにあわせ、小春は精神を病んだ人が入る病院の病人が着る服を着て、アルバムのジャケットを撮影した。彼は「鬥」は、一種、自らの考えを自分の中に閉じ込めてしまうものだと考えている。衣装はその感覚を現したものだという。撮影時には手を縛られたため、平衡感覚がなくなって、スタッフに支えてもらった。しまいにはスタッフにからかわれてしまい、わざときつく縛られたという。by 2006.9.22「明報」

「鬥」の字、広東語では「dau」と発音する。意味は競う、争う。

*1:「緑の帽子をかぶる」は、妻を寝取られるという意味がある。