小春事故の件

事故後すぐの小春

昨日朝9時ごろ、陳小春(39歳)は、フロントガラスに小さな毛沢東のステッカーを貼り、社内には《神不守舎》歌詞、CDと書かれた封筒が置かれた黒いトヨタwill VIを運転していた。
自家用車は、沙[シ歴]公路(高速道路)を獅子山トンネルに向かって走っていた。当時ちょうど雨が降り路面は滑りやすくなっていた。
小春は、2車線のうち内側の車線(進行に向かって左側)を走っていたが、車が飲料工場の近くの軽いカーブにさしかかったとき、突然追いこし車線から車がラインを越えて小春の車の前に割り込んできた。小春は急ブレーキを踏むと同時にハンドルを右にきり車を避けようとしたが、車はバランスを失い、追い越し車線側の道路のガードにぶつかりひっくりかえった。幸い道路から下に落ちる事はなかった。
事故後、小春は額や顎に軽いかすり傷があったが、自ら車から這い出、通りかかった車の運転手が警察に通報した。
救急隊が到着した時には、小春には目立った傷はなかったが、顔は真っ青で手で胸を押さえており、気分が悪そうだった。救急隊員は脈をとりながら、「大丈夫だから、安心して。落ち着いて」と話した。
また救急隊員は車から白い煙りが上がるのを発見したため、火災の危険があると消防に通知したが、消防車が到着したときには、火災のきざしはなかった。救急隊員はだいじをとって小春の首を固定し病院へ搬送した。
小春は沙田のプリンスウエールズ病院で検査(レントゲン)した結果、骨折などはなかった。医者は病院で様子を見るように話したが、小春は帰宅を強く希望した。午前10時45分ごろ、数名の助手などが2台のバンで病院に到着。小春は歩みはゆっくりだったが、目立った怪我はなく、一言も発せず、車に乗って病院を後にした。
中国星の李小姐は、当時小春は《大丈夫2》の撮影に向かうところだった。雨で路面が滑りやすくなっており、事故が起きたと話した。また小春は骨には異常がなかったが、家に帰ったあと、胸が痛く、息をしたり、身体をひねったりすると痛いというので、今日医者に行って、全身を検査するつもりだと話した。by 2006.8.7「蘋果日報」「東方日報」ほかまとめ

事故後、小春は映画《大丈夫2》のプロデューサー曾志偉(エリック・ツァン)に電話をしており、事故で現場に行けないと話した。この映画のプロモーション会社は、《大丈夫2》は、7月中にほとんどの場面は撮影を終わっており、昨日は、小春と曾志偉、黄又南(ウォン・ヤウナム)、張達明(チョン・ダッミン)が追加で撮影することになっていた。昨日小春は事故にあったため、彼等は台詞を部分的に変更してこの映画は無事に完成、来月14日に公開する。4人がうたう主題歌については、小春の回復をまってレコーディングする。by 2006.8.7「蘋果日報

小春は電話のインタビューでは、弱々しい声で、事故は映画《大丈夫2》の追加撮影に大埔の家から沙田方面に向かうところで起きた。事故が起きた時には、何が起こったのか分らなかった。車がコントロールできなくなって、路肩のガードにぶつかり乗り上げるようになって、車がたおれたあとにひっくりかえった、と話した。また「その時は何も考えられなかった。ただ死んじゃいけないと思った。今も胸の部分が痛い」と話した。by 2006.8.7「東方日報」

小春の車はトヨタWill VI 2000年産、88馬力、重さ940kg。香港では「個人輸入品」(正規代理店を通してない水貨)として知られている。価格は17万香港ドル
車は小春が社長をとめる「萬寶之星有限公司」の所有になっており、西貢の修理工場に運ばれたが、修理は不可能だという。by 2006.8.7「東方日報」

高速道路だったので、下に落ちなくて本当に幸いだったし、火災が起きなくてよかった。また日曜日だったため、走行する車が少なかったので、大事故にならなかった。本当に幸い。