小春、母を亡くし父を大切に思う

母を想う

昨年の暮れ、最愛の阿嬌(母)を亡くした小春は、今年初めてのいない母の日を過ごさなければならない。彼は「世界でママが一番」の「母のない子は、一本の草のよう」という歌詞を引用して心境を語る。小春は「中国人は最初の年は墓参りに行かない。ただ心中に思うだけだ。一番忘れられないのは、小さい時いつも阿嬌に叩かれていた。あるとき、阿嬌が箒で叩くのを掴んでしまったら、怒りながら泣いていて、妹ちはびっくりして、僕と3日間も目を合わせなかった。僕がやり返すと母はさらに怒っったんで、最後にはやり返せなくなった」と感慨深げに話した。小春は子供のとき、父が母を殴るのを目撃してしまい、それが原因で父との関係は良くなかった。しかし母が亡くなってからというもの、父との関係は良くなった。「今は一緒に住んでいないので、関係がよくなたのかもしれない」。小春は母を亡くして、父の大切さを知った。by 2005.5.8「太陽報」